教科書の構成

全体像を見るために目次を熟読してみます。経験より、オラクル社が監修している参考書は、大概が同じ構成になっています。なので、試験問題自体も、同じ公正なのでしょう(たぶん)。

  1. ラクアーキテクチャ アーキテクチャって何?って感じだけど、要は構成のこと。こんな仕組みでオラクルDBは成り立っているのよってこと。
  2. ラクルサーバースタートガイド スタンドアロンでシステムを構成するのではない限り、クライアントサーバもしくは、WEB型のサービスを提供することになる。その際オラクルはサーバにインストールされることになるよね。で、サーバ上にあるオラクルを操作したり、管理したり、セキュリティを考えてみたり、パスワードを考察してみたりといったことが必要になるわけだ。以上のことを一切合財まとめた章になるわけだ。
  3. ラクインスタンスの管理 先にあげたオラクルサーバーで挙げた、データベースの管理やデータへのアクセスには、命令やデータを穂損するためのメモリ群(SGAとPGA)と、システムやプロセスを逐次見守っているSMONやPMONのプロセス群のバックグラウンドプロセスが動いている。これら二つをまとめてオラクインスタンスといい、この章では、設定ファイルとオラクインスタンスの起動・停止について説明されている。これができれば、とりあえずオラクルを起動できる。
  4. データベースの作成 文字通り。CREATE文でデータベースを作成する。
  5. データディクショナリの利用 データディクショナリとは、オラクルによって自動的に作成された実表と、その情報を要約して表示するビューのセットのことをいう。で、ここで記述されている情報とは、表領域、ユーザー、表、ビューなどのデータベースのあらゆる情報が実表に記録されている。一ユーザから考えればあまり見ることはないと思うけど、自分が作成した表の設定などを確認するときなどに使うって感じですね。もちろん管理者の場合は必須ですけど。
  6. 制御ファイルの管理 DB管理者ならではの記述が増えてきました。制御ファイルってなあに?というと、ディスク障害などでデータファイルやREDOログファイルが破損した場合、この制御ファイルを元に復旧を行うようです。なので、データベース名やタイムスタンプ、REDOログファイルの情報、現行のログ順序番号とチェックポイント情報を保持しています。あとは、重要なファイルなので多重化しておきましょうというところです。