システム監査向け

【問題】
 暗号方式に関する記述のうち,適切なものはどれか。
 ア 共通かぎ暗号方式では,送信側と受信側で異なったかぎを用いるので,か
  ぎの機密性が高い。
 イ 共通かぎ暗号方式では,通信相手ごとに異なったかぎを用いると,通信相
  手が多くなるに従って,かぎの管理が困難になる。
 ウ 公開かぎ暗号方式で通信文を暗号化するときには,復号かぎを公開するこ
  とによって,かぎの管理を容易にする。
 エ 公開かぎ暗号方式では,署名に用いるかぎは公開しても構わない。
【私の回答】
回答・・・イ
共通鍵は、送信側・受信側とともに同じ鍵を用いる。当然通信相手ごとに異なる鍵を
用いることになるが、AさんにはZ鍵、BさんにはY鍵というように管理をする必要が
ある。
■解答■
  システム監査技術者午前平成16年問11
  テクニカルエンジニア(エンベデッドシステム)午前平成16年問46
  テクニカルエンジニア(データベース)午前平成16年問46
  テクニカルエンジニア(システム管理)午前平成16年問41
  ソフトウェア開発技術者午前平成16年問76

 イ 共通かぎ暗号方式では,通信相手ごとに異なったかぎを用いると,通信相
  手が多くなるに従って,かぎの管理が困難になる。

> ×ア 公開鍵方式の説明です。
> ○イ 取引関係者の数をnとすると、n(n-1)/2 だけ秘密の鍵が必要です。
> ×ウ 公開鍵暗号方式では、相手の公開鍵を使って、暗号化します。
>    この場合の復号鍵は相手の個人鍵のことになりますので、間違いです。
> ×エ 署名は、個人鍵で暗号化します。これを公開してはいけません。