県庁の星

県庁の星

県庁の星

人と予算は使うもの?!
間違いは認めるな?!


という、民間企業にとっては
刺激的な言葉が帯に記されている本書は
まさに役人に読んでもらいたい本だったりします。


縦割り当たり前、事なかれ主義当たり前そうにみえる役人(こると主観)が
民間のコスト意識を学ぶ目的で
リストラ上等?の田舎のスーパーに出向します。


そこで役人が目にするのは、
机上の空論では、現実に太刀打ちできない現実です。


そんな中、右往左往しながら、
民間意識(机上以外の大事なこと)を
身に着けて、なんとか売り上げを向上させ
リストラを免れることになりました。


本作品は、主役である役人のほかに
裏主役&裏スーパー店主である女性パートの話も
欠かすことができない要素です。


ある日は、役人と女性パートの係わり合い
ある日は、女性パートとその息子(20歳ホームヘルパー)の
係わり合い。


最後には、成長した役人が織り成す
様々な人間模様を読むことができます。


役人&今の仕事がつまらんなぁと
思っている人にお勧めです。