県庁の星
- 作者: 桂望実
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2005/09
- メディア: 単行本
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間違いは認めるな?!
という、民間企業にとっては
刺激的な言葉が帯に記されている本書は
まさに役人に読んでもらいたい本だったりします。
縦割り当たり前、事なかれ主義当たり前そうにみえる役人(こると主観)が
民間のコスト意識を学ぶ目的で
リストラ上等?の田舎のスーパーに出向します。
そこで役人が目にするのは、
机上の空論では、現実に太刀打ちできない現実です。
そんな中、右往左往しながら、
民間意識(机上以外の大事なこと)を
身に着けて、なんとか売り上げを向上させ
リストラを免れることになりました。
本作品は、主役である役人のほかに
裏主役&裏スーパー店主である女性パートの話も
欠かすことができない要素です。
ある日は、役人と女性パートの係わり合い
ある日は、女性パートとその息子(20歳ホームヘルパー)の
係わり合い。
最後には、成長した役人が織り成す
様々な人間模様を読むことができます。
役人&今の仕事がつまらんなぁと
思っている人にお勧めです。