ラプンツェルの翼 II

「―ずっとそばにいればいいのよ」平穏な生活は唐突に終わりを告げる。奈々が目を覚ました時、見知らぬ場所で一人、全裸で鎖に繋がれていた。喧嘩しながらもいつも隣で見守っていた遼一から無理やり引き離され、自分と似たような境遇の四人の少女と対峙する奈々。彼女たちは奈々と同じく、プログラムに落第した面々だった。五人の少女が閉じ込められた部屋にあったのは、五つの剣と四つしかない出口。それは、生き残りをかけた密室ゲームの始まりでもあった。遼一を想う奈々と、奈々が残した言葉を噛みしめる遼一。そして彼は―。ノンストップゲームストーリー第二幕。
(amazon.comより)

勝手にゲーム理論系作家さんと認定している土橋真二郎さんの新作です。
内容は、アマゾンドットコムを見てもらうこととして、ここでは興奮したシーンを述べていきます。

  • 全裸や下着の口絵にもえー。絵がキレイで、さまざまなタイプ(体型)のお嬢さんがいます。全員もれなく不幸な目(土橋作品ではデフォルト)に合ってしまうのだけど。

ここからは、内容紹介にあるゲームで興奮したことです。

  • 魔王倒し。条件文をよく読むことで、必須条件と十分条件を見極めましょう。思い込みはいけません。解決方法をよんだとき、目からうろこでした。
  • ロシアンルーレット。初めは小さな違和感。なんで髪型を変更させるのだろう。そこから一つずつ一つずつ死ぬかもしれないドアを開けていくときの緊張感の高まりがタマリマセン。最後の結果がわかった時のカタルシスはサイコーでした。

後は、男女のすれ違い有りのバトルモノになって終わりました。面白かったので、続きが出るといいなぁと思います。