負の遺産にあえぐアメリカ企業上(日経新聞2005年8月24日朝刊8ページ)

気になるキーワード

  • 医療費・年金
  • 自己負担率7%
  • 経営者の懸念材料の第一位に医療費の膨張
  • 要旨
    • 社会保険料のうち健康保険料の企業負担が原因で自動車会社(GM)が生産拠点をアメリカからカナダに移したという話。ほかにも、企業年金や退職金の積立額が企業経営に大きく伸し掛かってきている。
    • 具体例でいえば、自動車価格に当たる医療費の金額。GMは、1台あたり1,500ドル。トヨタは、400ドル弱。
  • 感想
    • 注目しているポイントは、社会保険料の企業負担が企業経営に大きく影響を与えている天です。日本においても厚生年金の年金保険料率が約12%から数年かけて18%に上昇します。また、失業者の増加により、雇用保険料の負担額も増えていく余地があります。全員皆保険の日本ではありますが、今後数年かけて社会保険料の負担を嫌う企業の増加により、健康保険の加入を嫌がる大企業においても増加することも十分考えられます。
  • 調べたこと
    • 日本においても健康保険の負担金額増加が目に余る状況である。特に負担が著しいのが、医薬分業した結果、調剤薬局へ流れる金額が増加したこと(現在3兆円規模)。もう一つが、柔道整復師によるマッサージ等で健康保険適用を悪用していること。クイックマッサージ等が一般的になってからというもの、負担金額の増加は目に余るものがあるそうだ。(健康組合勤務者談)

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